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農業一口メモ

2026年10月30日 収入保険に加入しましょう

近年、全国的に豪雨や猛暑、地震などの自然災害が多発しています。本県においても、昨夏の高温少雨による品質、収量の低下、今年7月の大雨による農地の冠水や土砂流入などの被害が発生しています。
こうした自然災害による減収だけでなく、農産物の市場価格の下落、病気や怪我によって農作業が困難になるなど、経営努力では避けられない様々なリスクがあります。
そのような中で農業経営の安定のためには、生産する農産物の種類によらず、様々な要因での減収に対応できる収入保険に加入し、「備えあれば憂いなし」の体制を整えることが重要です。
制度開始から8年目を迎えた収入保険制度はこれまで様々な改正が行われました。例えば、青色申告実績が1年あれば加入できるようになったことや、掛金のうち積立金が不要で、加入時の負担を軽減できる「保険方式補償充実タイプ」の追加導入など、より加入しやすい制度に変わっています。加入されていない方は、もう一度補償内容を確認いただき、加入をご検討ください。
収入保険の具体的な内容やお申込みはお近くの農業共済組合にお問い合わせ下さい。

2026年10月29日 日本人の主食「お米」の話

収穫の秋を迎え、今年も山形県産のおいしい新米が販売されています。皆さんも、もうお召し上がりになりましたか。
今日は、お米の栄養についてご紹介します。
一般的に、食品に含まれるタンパク質を評価する指標として、「アミノ酸スコア」が用いられます。数値が100に近いほど、必須アミノ酸のバランスが取れていることを示します。米は精白米で93、小麦は中力粉で41とされているため、米のほうが人に必要なアミノ酸をバランスよく含んでいると言えます。さらに、玄米で食べると、ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富に摂取することができます。
日本人の主食であるご飯は、エネルギー源となる炭水化物を含む食品です。一方で、主食・主菜・副菜を組み合わせ、食事全体のバランスを考えることも大切です。
ご飯に味噌汁や納豆などを組み合わせる典型的な和食の食べ方は、栄養面でも理にかなっていると言えます。米と豆は、それぞれ不足しやすい必須アミノ酸が異なるため、組み合わせて食べることで、お互いに不足する必須アミノ酸を補い合うことができます。
この新米の時期、炊きたてのご飯を味わいながら、米が持つ優れた栄養価を再確認するとともに、日常的にお米を食べる日本の食文化を見直してみませんか。

2026年10月28日 病害虫診断防除支援システムの活用

農作物の病害虫対策には、正確な診断に基づいた適切な防除が重要です。その支援ツールとして、県の農業情報サイト「やまがたアグリネット」には、「病害虫診断防除支援システム」があります。
このシステムは、「病害虫図鑑」、「山形県病害虫防除基準」、「農薬登録情報」の三つの機能が連携したものです。
一つ目の「病害虫図鑑」では、掲載されている画像を参考に、病害虫を診断することができます。
二つ目の「病害虫防除基準」では、診断した病害虫について、耕種的防除法や農薬を使った防除法を調べることができます。
三つ目の「農薬登録情報」では、最新の農薬登録内容を確認できます。
なお、「病害虫防除基準」と「農薬登録情報」は、「やまがたアグリネット」に会員登録することで利用できます。県内の農業者の方は無料で会員登録できます。ぜひ「やまがたアグリネット」のホームページをご覧ください。
今年発生した病害虫を振り返り、防除基準や農薬登録情報を参考にしながら、来シーズンの病害虫防除計画を作成しましょう。

2026年10月27日 無加温ハウスを利用した冬期の野菜栽培

夏秋野菜の収穫が終わったハウスを有効に活用して、ほうれんそうや小松菜などの野菜を栽培してみませんか。
これから、栽培を始められる野菜は、ほうれんそう、水菜、小松菜などです。保温カーテンなどの資材を活用しながら栽培するので、来春の作付けに支障をきたさないように、栽培期間を考慮して、栽培する品目を選定しましょう。
果菜類の後作の場合は、土壌中に肥料分が残っていることが多いため、土壌分析を行い、結果に応じて、施肥量を減らすか、無肥料で栽培します。また、播種前に灌水チューブなどで、ハウス全体に充分灌水し、土壌水分を確保しておくと、生育中の灌水はあまり必要ありません。
播種は、溝底播種をすると、発芽が揃い生育も早くなります。方法は、うねの上にL字鋼などを用いて深さ5cm程度のV字型の溝を作り、その底に播種します。さらに、この上に不織布等の被覆資材によるべたがけを行って、生育促進と凍害軽減を図りましょう。