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さくらんぼの早期落葉の影響

 昨年は、7月の高温少雨の影響で、さくらんぼではハダニ類が例年よりも多く発生しました。そのため、8月から9月の間に、葉の黄変・落葉が発生するなど、例年よりも早期に落葉した園地がみられました。
 さくらんぼの花芽は、収穫が終わった7月頃から11月頃にかけて形成されます。この時期に葉が光合成した養分は、雄しべや雌しべを形成する基になるとともに、翌春の初期生育のための貯蔵養分として根に蓄積されます。
 そのため、昨年、早期に著しい落葉が発生した園地では、凍害による花芽の枯死や樹勢の低下が懸念されます。
 3月頃になると摘芽作業が本格化しますが、早期落葉した園地では、摘芽前に剪定バサミなどで花芽を切断し、枯死の有無を必ず確認しましょう。枯死が著しい場合は、摘芽を控え、枯死が少ない場合でも、芽数を例年よりやや多く残します。特に、「紅秀峰」や樹勢の弱い樹は、早期落葉による影響を受けやすいため、注意しましょう。また、樹勢の低下が懸念される樹では、発芽期に即効性の肥料を10a当たり窒素成分で1kg程度の少量を施用するとともに、着果量を早期に制限し、管理しましょう。

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