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夏秋野菜の草勢回復管理

今年は気温が高く経過しているため、夏秋きゅうりやトマト等の果菜類で、草勢の低下が見られています。今後は、夜温が徐々に低下していくため、夏越しで消耗した草勢を回復させ、秋も継続して収穫できるようにこまめな管理を行いましょう。
夏秋きゅうりでは、中段付近から発生している勢いの強い孫づる等を新しい主枝にして、つる先を上に向けてネットに誘引する主枝更新を行います。更新した主枝の生長を促すため、光を遮っている古い葉を少しずつ取って、十分に光が当たるようにします。また、曲がりなどの障害果は早めに取り除き、取り遅れないようにしましょう。
夏秋トマトでは、8月下旬から9月上旬に摘心し、収穫した果房の1~2枚上までの摘葉とつる下げを行います。9月に入ると、日射量が減少してくるので、草勢を見ながら果房あたりの着果数を3~4個と少なめにして、果実の小玉化を防止します。また、9月中旬頃からは裂果が発生しやすくなるため、徐々にかん水量を減らすことも、重要な管理ポイントになります。
秋の収穫を長く継続するために、夏越し後の管理を適切に行い、草勢の回復に努めましょう。

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