閉じる

ホーム > 農業一口メモ > 田植えは天気の良い日に

ここから本文です。

田植えは天気の良い日に

 5月に入って県内では庄内地域を皮切りに田植えがはじまり、いよいよ米づくりの作業が本格化しようとしています。
 田植えされた苗が新しい根を出して、再び生長を始めることを活着と言います。苗が活着すると、土壌から自力で養分を吸い始めます。この活着の良し悪しが、その後の生育に大きく影響します。
 活着できる最低気温は、苗の種類によって異なり、稚苗では13℃前後、中苗では14℃前後です。そのため、田植えは気温が低い日や風の強い日を避け、天気の良い日を選んで行うことが重要です。
 また、軟弱徒長苗や老化苗は植傷みしやすく、活着に時間がかかります。育苗後半も適切な温度管理を行うとともに、苗が老化する前に田植えを行います。また、欠株になることを恐れて深植えすると分げつの発生が抑制され、その後の茎数増加や収量に影響を及ぼします。過度な深植えにならないように、注意しましょう。
 健全で丈夫に仕上げた苗を、天気の良い日に田植えすることで、初期生育量を確保し、今年の稲作を順調にスタートさせましょう。

農業一口メモ一覧へ

バナー広告